お客様やチームメンバーを思いやる
想像力を武器にリーダーとして成長したい

ENGINEER

2008年入社 自社パッケージ商品開発

UIは商品の「顔」常にお客様のことを考えるのが仕事です

現在は、どんな部門に所属されていますか?

自社パッケージ商品の開発部門で、商品の画面仕様書業務に携わっています。画面仕様書とは、プログラムの設計図となるもので、UI(ユーザーインタフェース)に関する仕様を定義しています。私はその画面仕様書チームのリーダーとして、新商品や新機能の立ち上げ段階から、開発に関わっています。新しい機能が追加されることになったときは、その背景や、ターゲットとする市場を把握して、各商品に適したUIを提案します。ユーザーが直接操作するUIは、商品の「顔」。わかりづらかったり、使い勝手が悪かったりすれば、商品自体の評価まで下げてしまうことになりかねません。ですから、最新のUIのトレンドには常に目を光らせ積極的に取り入れることで、お客様により一層満足していただけるよう奮闘しています。

また開発業務のほかにも、さまざまな大切な仕事があります。例えば、お客様への提案書の作成。お伝えしたい機能やセールスポイントはたくさんありますが、お客様が求めているものは何なのかを念頭に置いて資料を作成します。新しい機能については具体的なイメージを持っていただけるよう、画面イメージを掲載するなど、工夫を重ねています。ほかにも、弊社が出展している展示会には私たち技術者も説明員として参加することがあります。お客様に実際に商品に触れていただきながら新商品や新機能についてご説明し、またお客様が今何に困っているのかヒアリングも行います。普段お客様と直接お話しできる機会があまり多くはないので、とても貴重な時間です。開発業務に還元できるような意見をいただけることも多いです。

こうした個人の業務と平行して、リーダーとしてチームメンバーが作成した仕様書を確認しアドバイスをするなど、マネジメント業務も行っています。

新しいことばかりで、何をするのも楽しくてたまりませんでした

入社した頃のエピソードはありますか?

新入社員として入社してから1~2年間、検証業務に携わりました。開発中のソフトウェアを実際に操作してみて、仕様書にないような振る舞いやバグがないかを確認する仕事です。入社後すぐ担当することになったのは、携帯電話の検証業務でした。電話やメールといった基本的な機能のほかに、業務で携わるまでは触ったこともなかったような特殊な機能がたくさんあることに驚きました。日頃使い慣れていたはずの携帯電話ですが、すべての機能や仕様を把握するのは思った以上に大変でした。

当時のことで一番印象に残っているは、電車や駅構内でのフィールドテストです。携帯電話はさまざまな場所で使用される製品なので、私たちがオフィスの中でテストを行うだけでは不十分です。そこで実際にテスト機を持ち出して、人ごみの中や電波の弱いところでも、携帯電話の機能がきちんと動作するかを検証するのです。まだ開発中の機器ですから、厳重注意で持ち出さなくてはなりません。人目につかないように細心の注意を払い、ドキドキしながら電車に乗ったのが懐かしいです。テストケースは多岐にわたるため、朝から夕方まで何度も同じ路線の電車を乗り降りし、検証作業を行いました。一日が終わるころには、機密情報を扱う緊張感もあってかどっと疲れてしまいました。体力的にもなかなかハードな仕事でしたが、やりとげた達成感は大きく、今となっては良い思い出です。

業務外では、資格取得のための勉強をしたり、一人暮らしを始めるための準備をしたりと、とにかく何事にも意欲的に取り組んでいました。忙しかったですが、初めて経験することばかりで毎日わくわくしていたのを覚えています。

ユーザーの姿をリアルに思い描く想像力がないと務まらない仕事です

経験を積むことで、どんなスキルが身につきましたか?

自分の専門領域である、画面仕様書業務に特化したスキルが身につきました。具体的には、製品の要求仕様書を読み解き、その動作のためにはどんな画面が必要になるかを洗い出し、実際に画面イメージを起こす、という一連のスキルです。画面イメージを作成するときに使用するペイント系ソフトウェアも、すっかり使いこなせるようになりました。私の作業の手さばきを初めて見る人からは、操作が速すぎて見えない、なんてよく驚かれます。

また、使いやすい画面を作り上げるためには、どんな立場の人が、どんなシチュエーションでそのソフトウェアを使うのか、具体的に想像する必要があります。操作手順一つとっても、弊社が想定したとおりに使っていただけるとは限りません。正しい操作手順のほかに、イレギュラーなパターンを何通りも考慮し、穴がないか仕様を検討します。お客様がどんなところでつまずきやすいのか、やってしまいがちな間違いはどんなものか、そしてその操作ミスを減らすために何ができるのか、毎日いろいろなことを考えて仕事をしているので、想像力や思考力が鍛えられたと思います。業務上必要になる技術や知識はもちろん大切ですが、ユーザーのことを思いやることができるかどうかこそ、この仕事において一番重要な能力かもしれません。

CAREER PATHSキャリアパス

入社~1年目
クライアント・システム開発事業部
携帯電話の検証業務に携わる。そのほか、ICTソリューション事業部の自社パッケージ商品「SKYSEA Client View」の検証も担当。
2年目~7年目
ICTソリューション事業部
自社パッケージ商品の画面仕様書チームに異動。以降「SKYSEA Client View」の画面仕様を担当し、お客様への提案資料作成なども行う。
8年目~9年目
ICTソリューション事業部
「SKYSEA Client View」の画面仕様書チームのリーダーに。チームをまとめるマネジメント業務にも携わるようになる。
10年目~現在
ICTソリューション事業部
新商品の画面仕様を担当。商品や新しい機能の立ち上げ段階から画面担当として開発に関わり、自社パッケージ商品の画面全般において中心的な役割を担っている。

これから増える女性技術者にとって、ロールモデルとなれるように

今、身につけたい力はありますか?

マネジメントのスキルやリーダーシップを強化していきたいです。これまでは一人のプレーヤーとして、いかに質の高い成果物を制作するか、いかに効率よく業務を進めるか、ということに焦点を当ててきました。しかし、チームのリーダーも兼任する立場となった今は、自分一人の能力アップを考えるのではなく、常にチーム力の強化も視野に入れておく必要があります。自分自身のこれまでの経験やノウハウを、しっかりとチームメンバーに伝えていきたいと考えるようになりました。そのためにはメンバー一人ひとりの性格や考え方を尊重しながら相手も自分も成長させられる、そんなリーダーとしてのスキルを磨いていきたいです。

この先のキャリアビジョンを教えてください

自身の経験やノウハウをチームメンバーに伝えていくことで、チームの体制を強化していきたいです。そうすることで、次々と新商品を開発できるような組織体制を築き、その組織をリードする存在を目指したいです。いずれは、自分で企画した新商品を提案できるようになりたいと考えています。弊社の開発部門にも、女性社員が増えてきました。職場の後輩やこれから入社される新入社員の方々にとって、女性技術者のロールモデルとなるような存在になっていければと思っています。