日々チームメンバーが成長する姿を見ることが
何よりのやりがいです
2008年入社 業務系システム開発
後発で発足したグループですが、右肩上がりで成長中です
現在は、どんな部門に所属されていますか?
私が所属するビジネスソリューショングループでは、いわゆる業務系システムの開発を行っています。ひと口に業務系システムといっても、お取引させていただいているお客様の業種・業界は非常に多岐にわたるので、それぞれに業界の特性や導入の目的を十分に理解した上で、ソリューションを構築していく必要があります。また、社会環境の変化やビジネス環境の変化によって常に進化が求められている状況にあります。
われわれは、お客様先への常駐と社内への持ち帰りのハイブリッドで対応しておりますが、Webシステムの開発案件が多く、環境にクラウドを利用しているため作業場所の融通が利きやすく、コロナ禍の状況下でも比較的容易にテレワークに移行ができました。お客様ともWeb会議システムやチャットツールを使用し、社内メンバーとも社内SNSの「Skyなう」のタイムラインやトークルームを活用することで、場所を問わずコミュニケーションが取れています。
Sky株式会社において、ビジネスソリューショングループは後発で発足したグループなので、キャリア採用のメンバーが多かった時期もあります。しかし、現在は新卒採用の新人を含めて、若手メンバーも多数所属していて、年を重ねるごとに業務量が増えている右肩上がりの状況です。これは、日々進化していく技術のキャッチアップを怠らない姿勢と、お客様とのやりとりを通じて商売の拡大につなげようと高いモチベーションで仕事を進めるメンバーが多いからだと思っています。
プロジェクト参画から3年間で10倍以上のチーム規模に
現在担当されている業務の具体的な内容は?
マスメディアの大手企業様に常駐し、デジタルサービスの開発プロジェクトに携わっています。具体的には、お客様の業務支援となるシステムの要件や現行サービスの価値を向上させるための改善施策などを、お客様と一緒に検討しています。また、大手メーカーやSIer、さまざまなベンダーとお客様の間で、仕様や業務の調整を行うことも私たちの仕事です。
弊社はこの開発現場には後から加わったので、他社に比べて業界知識や既存システムのノウハウが足りていませんでした。そのため、まずはお客様とベンダーを取りまとめるプロジェクトマネジメントからお手伝いさせていただくことに。参画してから約3年。参画当初は2名でのスタートでしたが、業務支援だけでなく複数のシステム開発にも対応させていただいたり、複数の部署からもお声がけいただけるようになったりして、少しずつチームの規模が大きくなってきました。現在ではお客様先への常駐と弊社への持ち帰りを合わせて20名以上が稼働しています。複数いるサブリーダーを中心に作業を推進してもらいながら、私は管理面で各メンバーのフォローやリソース計画を立てたり、顧客折衝をしたりしながらSky株式会社のチーム全体を見ています。
また、新規クライアントを獲得するための営業同行や、現在常駐しているお客様先以外に複数のチームを管轄していて、そちらでもメンバーアサインやチームの拡大に向けた戦略、方針に対するアドバイスやフォローをしています。
これまで、どんな経験を積んできましたか?
私は、新入社員としてSky株式会社に入社するまでは、モノづくりに興味はあったものの、プログラミングを少々かじった程度でした。知識も経験もほとんどない状態でIT業界に飛び込んだので、まさに毎日が勉強でした。
現場へ配属になったのは、ちょうどクライアント・システム開発事業部のビジネスソリューショングループが新しく立ち上がったタイミングです。その新しい部署で、当時の弊社では前例のなかった業務系システムを開発することになりました。チームは5名程度の少人数でしたが、統括技術部長、主幹、技術係長といった弊社のベテラン技術者が集結していました。そんななかに、入社したての私がぽつんといるわけですから、それはもう大変なプレッシャーでした。今考えてみれば、新人の私にとってこれ以上ない恵まれた環境だったと思います。
5年目には東京に転勤して新規チームの立ち上げに携わり、プロジェクトリーダーという立場で仕事を任せてもらえるように。プロジェクトリーダーを任されたことで、メンバーの特性を理解したチームビルディング、スケジュールやリスクの管理、お客様や同業他社との折衝などを経験できました。この現場でマネジメントやコミュニケーション、ネゴシエーション(交渉)のスキルといった、プロジェクトを推進するためのスキルが多く身につけられたと思います。
お客様からメンバーを褒めていただけるのが一番うれしいです
立場が変わり、仕事の進め方や考え方にも変化がありましたか?
若手の頃の自分を振り返ると、生意気でかわいくないメンバーだったと思います。上司や直属のリーダーがいろいろと考えているのも知らず、実力も伴っていないのに自分の意見ばかりを主張していたと思います。しかし、そんな私に対してもチャンスを与えてくれました。実際に自分が拠点長になったときに、1人ではできないことの多さ、上司をはじめチームメンバーや営業の人たち、他チームの先輩たちも含めて、多くの人にフォローやアドバイスをいただきながら仕事を進めました。こうした経験によって仕事の難しさを改めて実感。チームの大切さや「ALL Sky」の精神を感じました。
年次を重ねるにつれ、仕事の範囲も広がり壁にぶつかりながらも、それまでできていなかったことが徐々にできるようになり、仕事の面白さも広がりました。自分の成果ではなくチームの成果として物事を見るようになり、チームビルディングや育成を通じてメンバーの成長を感じるとき、メンバーがお客様から褒めていただくととてもうれしく感じるようになりました。
管理職になった今は、複数チームの管理や他グループとの関わりも増え、難しい課題や事業部として考慮すべき点なども増えてきております。立場は変わったとしても、考え方や仕事の進め方など改善すべき点は多々あります。しかし、周りには頼りになる上司や先輩たち、メンバーが多くいて、その全員から学ぶことがまだまだあります。私も、これまでに先輩たちから教わったことや自身が経験したことは、一人でも多くのメンバーに伝えていく必要がありますし、今後も多くの技術者との接点を大切にして、知識や経験を貪欲に吸収して成長し続けていけるように頑張りたいと思います。
CAREER PATHSキャリアパス
- 入社~1年目クライアント・システム開発事業部
- 当時未開拓だった業務系システム開発の立ち上げメンバーとして、通信会社の生産管理システム開発を担当。
- 2年目~3年目ICTソリューション事業部
- 自社パッケージ商品の企画・開発を行うICTソリューション事業部に異動。教育機関向けソフトウェアの開発に携わる。
- 4年目~10年目クライアント・システム開発事業部
- 再びクライアント・システム開発事業部に異動。複合機管理システム開発の機能リーダーなどを経験。その後、プロジェクトリーダーを務めた放送業務システム開発において、3名体制から10名体制へ業務を拡大。
- 11年目~現在クライアント・システム開発事業部
- マスメディア業界のクライアントを担当し、デジタルサービス開発業務に携わる。クライアントの開発拠点の常駐メンバーと社内メンバーをつなぎ20名以上のチームマネジメント、管理職としてほか複数のクライアントのチームのマネジメントも行っている。
向上心が旺盛な人は、若手でもチャレンジできる環境です
Sky株式会社は、どんな会社だと感じていますか?
新卒として入社したときから変わらず感じているのは、風通しの良さと「ALL Sky」の精神です。直属の上司をはじめ、ほかのチームやグループの人も話しやすい人ばかりで、困ったときには、お互いが協力して助け合う文化が根づいています。
例えば、お客様の開発案件の受注を目指すときも、グループの垣根を越えて一緒に提案できるように働きかけています。Sky株式会社と同規模以上の競合他社では、あまりこういった事例を見聞きすることは少ないのですが、弊社では普段からよくあることです。
また向上心が旺盛なメンバーには、経験が浅い若手であってもチャレンジの場が与えられる環境だと思います。チャレンジを後押しするだけでなく、最後までやり遂げられるようフォローしてもらえるので、自分を成長させていきたいというメンバーにはとてもやりがいが感じられるのではないでしょうか。会社として「好働力」というキーワードを掲げていますが、まさに「仕事が好き」「仲間が好き」「会社が好き」「自分を好き」という社員がたくさんいることを実感しています。
自分の部門や会社を、今後はどう発展させたいですか?
現在、ビジネスソリューショングループはデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく際に、不可欠なクラウドの「IaaS」「PaaS」「SaaS」という3つの領域に関する技術に力を注いでいて、アプリケーション開発だけでなく、クラウドインフラ構築支援も行っています。また、従来のWebシステムの開発に加え、MaaS、IoT関連の業務量も増えてきていますし、自社商品の「SKYSEA Client View」と連携したビッグデータ分析基盤の構築、ソリューションの提案やERP領域にも挑戦しており、業務範囲は急速に広がっています。
コロナ禍という状況下でも、私たちが担当している領域では業務量が減ることはなく、むしろIT化が加速している社会情勢を背景に業務が増加傾向にあり、長期的な人材不足の状況にあります。社会に必要不可欠な領域をカバーしている部門ですので、会社にとっても社会とっても重要な位置づけにあると考えています。
もちろん、ICTソリューション事業部やほかのグループと協力しなければできないことも多々あります。今後も新しい変化が起き、そのたびに新しい課題に直面し続けると思いますが、みんなで協力し合う「ALL Sky」で一つひとつ解決しながら、貪欲なチャレンジを続けていきたいと思います。