仲間と日々切磋琢磨し、技術力だけでなく、コミュニケーション能力も高められました

現在の仕事内容と、そのやりがいを教えてください。

大手キャリア様が販売されているスマートフォンの評価 / 検証業務を行っています。市場への不具合流出を未然に防ぎ、高品質なスマートフォンを市場に提供することを目的に、発売前のスマートフォンを実際に借用し、テスト内容の設計から実施、不具合の検出、修正の確認、品質の分析までを行っています。

ただやみくもにテストを実施するのではなく、端末ごとに異なる特徴に合わせて効果的なテスト内容を作成する工夫をしています。実施したテストの結果や検出した不具合の内容を基に「このスマートフォンを市場に出してもよいか」という観点で品質を分析し、報告。また、テスト完了後もテストデータをあらためて詳細に分析し、さらなる品質の追求に向けた改善にも取り組んでいます。

業務を経て、自分が評価したスマートフォンを店舗や街中で見かけたときに、大きなやりがいを感じます。スマートフォンは今や誰もが持つ製品なので、目にする機会は多く、そのたびにうれしくなります。発売されていることを確認しに販売店へ行ったこともあります。うれしさと同時に、これだけ世に浸透して生活の一部にもなっている製品の品質管理を担う責任の重さを実感し、さらに身が引き締まります。

業務を通じて、どのようなスキルが身についたと思いますか？

技術面では、テストの設計から実施、結果を基にした品質の分析に至るまで、製品の品質評価を行う上で必要なスキルをひととおり身につけることができました。特に設計においては、国際的なソフトウェアの品質を評価するための基準に基づいた「根拠のあるテストの設計技法」を、実施においては、不具合の潜んでいそうな箇所を探し当てる嗅覚など「わずかな違和感も見逃さない感性」を、それぞれ習得できました。このほか、データを活用した定量的な分析の手法やMicrosoft Excelの関数、マクロに関する知識も得られました。もちろん、スマートフォンの仕組みや性能については、人一倍詳しくなり、使いこなせるようになりました。

業務を通じ、コミュニケーション能力も向上したと感じています。評価期間中は不具合や試験の状況などをお客様へこまめに報告する必要があります。その際、わかりやすさを重視して資料を作ったり、伝わりやすいように発表方法を工夫したりするようにしています。こうした業務は個人ではなくチームで分担して行っているため、メンバーと関わるなかで期限内にタスクを終えるための計画力や状況を把握するための会話力、機材の不調といった不測の事態に対処するためのマネジメント力など、幅広いスキルを身につけることができました。

所属しているチームや仲間の雰囲気を教えてください。

私のチームは全部で11人と、評価 / 検証のチームとしては小規模です。このうち8人が女性と、IT業界では珍しい男女比となっています。また、一番年上の拠点長が40代と全体的に若く、エネルギッシュなチームで、常にコミュニケーションを取りながら、明るく笑顔で仕事に取り組んでいます。

業務で扱うスマートフォンが、発売前の秘匿の物であるため、働く環境は少し特殊です。専用の業務エリアへのカメラや個人のスマートフォンの持ち込みは禁止で、ほかのチームの人の入室も制限されています。このように聞くと、静かで会話がないイメージを抱くかもしれませんが、機能が多岐にわたるので、テストもチーム全体で連携して業務を進める必要があります。そのため、相談や報告が常に行われており、全体的に会話量はとても多いです。同年代のメンバーが多いこともあり、時には息抜きがてら趣味や休日の予定の話をしてリフレッシュしています。Ｓｋｙ株式会社の社風のとおり、明るく素直で元気、かつ謙虚な人たちばかりが集まっているため、自然とお互いに助け合いながら、一体感を持って業務に取り組めています。

Ｓｋｙ株式会社のどんなところが好きですか？

私が最も魅力的だと感じるのは、社員一人ひとりの人柄です。Ｓｋｙ株式会社は、社風にマッチしているかどうかを重視した採用を行っているという特徴があります。採用の際に大切にしているキーワードである「好働力」や「謙虚・素直・感謝・元気」といった要素を兼ね備えている人が多く、その人たちと切磋琢磨しながら仕事ができるこの環境は、自分のモチベーションを高めてくれます。

私は文系で、ITはまったくの未経験だったので、入社前は大きな不安を抱えていました。しかし入社後は、同期たちと研修を通じてすぐに打ち解けられましたし、現場への配属後は、育成担当の先輩を含めた周りの人たち全員が快く助けてくれたおかげでスムーズに作業へ順応でき、業務に対する不安も払拭できました。

また、充実した福利厚生も大きな魅力の一つです。「従業員満足（ES）こそが顧客満足度（CS）に直結する」という考えを大切にし、さまざまな取り組みが積極的になされています。私の拠点に最近導入されてうれしかったのは、ご飯やお総菜などが買える置き型社食の自動販売機「オフィスおかん」です。会社の費用補助のおかげで全品100円で購入できるので、食費が浮いてとても助かっています。このような会社からのバックアップによって、さらにお客様のために頑張ろうと思える土台が作られていると感じます。