常に改善に取り組む会社なので
チャレンジを後押ししてくれます

ENGINEER

2004年入社 組込みソフトウェア開発

「ALL Sky」でグループの枠を超え、100名を超えるプロジェクトに

現在は、どんな部門に所属されていますか?

クライアント・システム開発事業部のモバイルソリューショングループに所属しています。これまで、フィーチャーフォンからスマートフォンまで、さまざまな携帯電話の開発に携わってきた歴史があり、長年の経験で積み重ねた技術を活用してソフトウェア開発を行っているグループです。Android製品の開発では、携帯電話だけでなくウェアラブルデバイスやテレビ、車載機器関連など幅広い分野のソフトウェア開発に携わっています。近年では、クラウドサービスやIoTを利用するためのユーザーインタフェースとなるクライアントアプリ(Android / iOS / Web)の開発の引き合いも増えてきました。

私は、Android スマートフォン開発での経験を生かして、車載ディスプレイオーディオ開発プロジェクトに所属しています。ソフトウェアアーキテクト兼プロジェクトマネージャーという立場で、Android開発の知見を生かした技術サポートと、進捗やリソース、成果物品質などの管理と顧客折衝を担当しています。プロジェクト開始当初は、ほんの数名という規模で始まったのですが、今では東京・大阪・福岡の各拠点に作業を持ち帰るようになり、カーエレクトロニクスグループと合同で100名を超える大きなプロジェクトへと成長しています。

モバイルソリューショングループのAndroidプラットフォームでの開発経験と、カーエレクトロニクスグループの車載機器開発のノウハウを共有し合い、拠点間やチーム間のコミュニケーションを大切にしながら、「ALL Sky」を合言葉にプロジェクトを進めています。

経験を大切にしていくことで、大きな組織を任せてもらえるように

現在担当されている業務の具体的な内容は?

私は、スマートフォン向けのアプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとして、顧客折衝、プロジェクト管理のサポート、メンバーの担当割り振りの調整などを行っています。プロジェクトチーム内の体制は、機能ごとに3名~10名程度のサブチームに分割していて、各機能のサブチームの管理はサブリーダーに任せています。私は、各サブリーダーが進めている進捗管理や品質管理、人的リソース管理などを支援する立場として、プロジェクト全体を見ています。

これまで、どんな経験を積んできましたか?

私は、Sky株式会社に入社する前から携帯電話の開発に興味を持っていて、携帯電話の開発プロジェクトへの配属を強く希望していました。すると入社1年目に、運よく携帯電話の新規開発プロジェクトが発足することになり、その初期メンバーに選んでいただくことができました。このチームでは、入社から2年目までは担当者の一人として設計、実装、テスト、不具合対応という一連の開発工程を経験しました。その後、サブチームを管理するサブリーダーや、プロジェクトチームのリーダーを任せてもらえるようになり、お客様や同業他社との折衝に加わる機会が増えました。

東京で、いくつかのプロジェクトでチームリーダーとしての経験を積んだ後、さらに規模が大きな開発案件を担当できるよう、札幌に転勤。新規プロジェクトの立ち上げも行いました。札幌では、モバイルグループ(当時)やカーエレクトロニクスグループで分散開発の経験を積み、1年半ほどで東京に戻りました。その後は、現在まで担当し続けているお客様の開発業務として、Androidスマートフォン向けのアプリケーション開発のプロジェクトに参画しました。自らも設計や製造に関わりながら、5~10名程度のチームのリーダーを担当。このなかで、短期間で開発サイクルを反復しながらソフトウェアを作り上げていくアジャイル開発に携わり、スクラムというプロジェクト運営手法も学びました。

こうして、徐々に携わる案件の規模が大きくなり、担当するチームの数も増え、作業内容としてもプロジェクトマネジメントに関する業務が多くなっていき、最大約80名のプロジェクトのマネージャーも担当させていただけるようになりました。

管理職となった今も、周りの方から日々勉強させてもらっています

立場が変わり、仕事の進め方や考え方にも変化がありましたか?

入社からしばらくの間は、大学生の頃から憧れていた携帯電話の開発に携わることができたことで、オブジェクト指向設計やプログラミングといった開発技術を学ぶことが楽しく、ひたすら打ち込む毎日でした。自分が仕上げた成果物は、必ず上司や先輩社員の方がレビューしてくださるのですが、なかなかOKがもらえず、毎回苦戦していたことを今でも覚えています。

開発者としての経験を重ねて、チームリーダーを任せられるようになると、チーム内の進捗管理やお客様との折衝にも加わるようになり、チームを作り上げる取り組みや、さまざまな調整業務にも面白さを感じ始めました。

さらに、管理職になってからは自分の担当チームだけでなく、技術部のほかのグループの方々との関わりも増えて、クライアント・システム開発事業部全体の改善提案、査定や若手育成に関する取り組みを推進する側に立つようになりました。私は、管理職と言ってもまだまだ若輩なので、常に上席の皆さんに相談に乗ってもらい、管理職としての視点、考え方、業務の進め方を日々勉強させてもらっています。経験豊富な方との接点が増えるにつれて、これまでの自分にはなかった考え方が吸収でき、視野が広がり、思考が深まっていることを実感している毎日です。当然ですが、立場が変わると求められる能力や仕事の進め方も変わっていきます。しかし、「常に新しいこと学ぶ姿勢」だけはずっと変えず、大切にしていきたいと思います。

CAREER PATHSキャリアパス

入社~3年目クライアント・システム開発事業部
モバイルグループに配属。携帯電話の新機種開発プロジェクトの立ち上げに携わり、以降5機種の開発に携わる。
4年目~5年目クライアント・システム開発事業部
札幌支社に転勤し、10名体制の開発チームのリーダーとしてカーナビゲーションシステムの開発に携わる。
6年目~9年目クライアント・システム開発事業部
東京に転勤。モバイルソリューショングループでAndroid関連の開発に携わる。お客様の拠点に常駐してのソフトウェア開発や、社内への持ち帰り案件を経験しながら、お客様との折衝を担当する機会が増える。
10年目~現在クライアント・システム開発事業部
管理職となり、若手の開発者の育成やユーザー企業様のマネージャークラスの方々との折衝業務に従事。社内では、技術部のほかのグループとの連携も深めながら業務に取り組んでいる。

ユーザーに新しい世界観が提供できる、そんな会社にしていきたいです

Sky株式会社は、どんな会社だと感じていますか?

チームワークをとても重要視している会社だと思います。弊社は、どんなときも一人で問題を突破しようとするのではなく、組織全体で問題解決にあたることが基本になっています。だからこそ、コミュニケーションを活発に取ることを大切にし、それぞれのポジションのメンバーが前向きに努力を重ねています。そして、努力する人にはきちんと感謝の気持ちを伝え、結果を出した人は褒める。そういった、チームで仕事を進めることを強く意識した企業文化が根づいた組織だと思います。

また、「仕事が好きだ」という思いと、そこへ向かうモチベーションを大切にしてくれます。「太陽社風」という言葉に表れているとおり、一人ひとりの考え方を肯定して、新人や若手でも改善提案やチャレンジを後押ししてくれる風土は、Sky株式会社の大きな特長の一つではないでしょうか。常に、会社全体が改善に向けて動いているので、新しいものを受け入れることで成長している会社だと感じています。

自分の部門や会社を、今後はどう発展させたいですか?

モバイルソリューショングループは、携帯電話の組込みソフトウェア開発から始まり、スマートフォン向けのAndroid / iOSアプリケーション開発、スマートデバイス連携アプリケーション開発へと業務範囲を広げています。さらに、弊社が持つ組込みソフトウェア分野で培った豊富な経験と多くの開発実績をベースにして、画像認識やAIなどの最先端の技術領域にも力を入れています。

今後も、これらの技術力と「ALL Sky」のチームワークを発揮して、私たちが開発した製品やサービスで、ユーザーに新たな世界観を提供できるような会社にしていきたいです。そのためにも、絶えず成長し続けるチーム・グループ・会社でありたいと思っています。だから私自身も、若手メンバーの育成に注力し、活躍の場を作ることにこだわって、会社全体のさらなる活性化に貢献していきたいと考えています。