ARTIFICIAL INTELLIGENCE
AI活用推進への取り組み
AIとともに、まだ見ぬテクノロジーの空へ。
Sky株式会社では、すべての社員が業務にAIを活用できる環境を整えた上で、活用のための研修やナレッジ共有を促進することで業務改善に取り組んでいます。また、エンジニアを対象にしたさまざまな技術向上施策にも取り組み、常に最新の知見・技術を取り入れています。
自社AIツールの開発と最新AIアシスタントの導入
社内向け生成AIサービス「SKYAI:スカイAI」<自社開発>
2023年11月にリリースした社内向け生成AIサービス。社内情報がそのまま活用できるよう情報セキュリティに配慮した設計で、安心して業務に活用できる環境を整えました。さらに、2025年8月には、AIが関連情報を自律的に収集・分析し、レポート形式で出力する「SKYAI Deep Research」もリリース。全社員が、自身の業務の生産性向上のために、思うようにAIが活用できる環境を整えています。
社内向けAIエージェント「AI Division:AIディヴィジョン」<自社開発>
目的に応じたAIエージェントを順次リリースしています。これらのエージェントは、活動状況の可視化や業務支援を通じて、社内のDX推進に貢献しています。
AI Division 各エージェントのご紹介
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- 予定調整エージェント
- メンバーの登録済みスケジュールをもとに空き時間を検出し、最適な候補を提示するエージェントです。個別に予定を確認する手間が省け、会議や打ち合わせの調整をスムーズに進めることができます。
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- 社内情報検索エージェント
- 社内ブログやFAQサイトをはじめ、複数の社内情報源を横断的に検索し、必要な情報を迅速に提供するエージェントです。質問の意図を理解して関連情報を抽出するため、必要な情報を効率よく収集できます。
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- 日報分析エージェント
- 日報データをもとに、ユーザーの要望に沿った分析を行うAIエージェントです。例えば「先週の作業時間の傾向」や「特定業務の進捗状況」など、意思決定に役立つ情報を簡単に得ることができます。
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- 作業ログエージェント
- ユーザーのPC操作ログを分析し、業務効率化や作業パターンの把握を支援するエージェントです。過去1ヶ月から一昨日までのデータを対象に、どのアプリケーションをどれだけ利用したか、作業時間などを可視化します。
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- コメント要約エージェント
- 社内ブログの投稿内容やユーザーからの要望に基づき、コメントを分析して要点を簡潔にまとめるエージェントです。大量のコメントを一つひとつ読む手間を省き、重要な意見を素早く把握するのに役立ちます。
法人向けAIアシスタント「Microsoft 365 Copilot」を導入
希望者にMicrosoft社の「Microsoft 365 Copilot」のライセンスを支給。「SKYAI」や「AI Division」と組み合わせて活用し、日々の文書作成や情報整理、調査など、業務の生産性向上に役立てています。
AI専門チーム「AI Innovation Lab:AIイノベーションラボ」の発足
2025年7月、社内にAI専門チーム「AI Innovation Lab」を新設し、AI技術者による自社AIプロダクトの積極的な開発に取り組んでいます。さまざまな業務用AIツールを矢継ぎ早にリリースしながら、Sky株式会社全体のAI開発技術力向上や、組織としてのAI活用リテラシー向上に貢献しています。
すべての社員がフル活用するためのAIリテラシー向上
ナレッジ共有によるAI活用文化の醸成
AI活用推進のため、AIを活用するためのナレッジを蓄積・共有する仕組みを用意。全社員が自由に投稿できる社内ブログ内に、AI活用事例や便利なプロンプトを集める専用コーナーを設置。有益な投稿にはインセンティブ(報奨金)を支給するなどして、社員同士の活用ノウハウ共有を促進しています。
AIリテラシーに関する研修・社内AIウェビナーの開催
生成AIの基礎からSKYAI実践的活用法まで学べるAIリテラシーに関する研修を全社員が受講。また、社内DX推進部門である「Skyスタイル部」が主体となりAIに関する自由参加型ウェビナーを不定期に開催するなどの社員へのAI活用を促進しています。
エンジニアのAI技術向上に向けた取り組み
テーマ別の技術研修を積極開催
生成AI、自動運転、画像処理技術、機械学習・ディープラーニング(深層学習)など、AIにまつわる各種テーマの技術研修を積極的に開催しています。2024年度は、AIに関連する技術研修だけで合計11回開催しました。
社内研修で「E資格」認定プログラムを実施
Sky株式会社は、日本ディープラーニング協会(JDLA)の「E資格」の受験資格を得るための認定プログラムを、社内研修として実施できる国内唯一の企業です(2025年10月現在)。エンジニアのディープラーニングの専門知識を習得と資格取得を後押しすることで、AI技術力の向上に取り組んでいます。
技術顧問・アドバイザーとの連携
第一線で活躍する専門家の方々と毎月ミーティングを実施しています。技術顧問には、松岡聡氏(国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター センター長、東京工業大学 特任教授)を、技術アドバイザーには、藤吉弘亘氏(中部大学工学部 教授、日本ディープラーニング協会 理事)と内田誠一氏(九州大学 副学長、同大学情報知能工学部門 主幹教授、同大学数理・データサイエンス教育研究センター センター長)を迎え、AIや画像認識技術、業界情報について常に最新の内容を取り入れています。